結局、古いカメラを引っ張り出したよ。
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2020/10/27(火) 記事URL
昨夜、親戚の訃報がもたらされ、ずっしりと落ち込んでしまった。伯父はもう85歳だったし、施設に入っていたから心の準備はできていると思っていたがそうでもなかった。弱った私の心にきれいに矢が飛んできてつぷんと刺さった。

私は伯父が苦手だった。商売人というかんじの仕事人間で、いつもスーツにセカンドバッグ(今風のお洒落なものではないやつ)を持っていて。私が二十代の頃、伯父の家に泊まりに行った時は、お互いそれなりの距離で仲良くはできるけれど、やはり共通点は少なくて、どちらかといえば向こうの方が困っていたのではないかと思う。

当時の伯父は私に「女の子は最終的に結婚すればいいから」と話していた。でも、ほんの数年前に話した時、伯父の考えはすっかり変わっていた。
「今はそんな時代じゃないから、好きなように好きなことしたらいい」
私は伯父の言葉に本当に驚いたし、そう言われてすごくうれしかった。



朝から雨だったけれど、奥歯の治療に歯医者へ。
欠けた歯に詰めていた土台を取ってしまって、新しく詰め直して、噛み合わせがぴったりとくるまでならす。
私が日頃、治療を受けていた先生はどうやら辞めてしまうようだ。長年、歯の治療が思うように進まなかったのが、検診に通えるようになったきっかけである、とてもさっぱりした良い先生だったので残念。

雨の中、マスクをしていると得も言われず苦しい。
家に帰りついてマスクを取ったら、なんとなくしっとりしていて、何かのドラマで観た、顔の上に載せた布を濡らして窒息させる拷問を思い出した。
2020/10/23(金) 記事URL
気持ちが落ち込んだまま暮らしている。そうすると疲れてしまって、日頃は心を守るためにやっていることのほとんどが、少しずつできなくなってくる。
聞き流すとか、やり過ごすとか、にこにこするとか、或いは仏頂面でいることさえ苦しくなってしまう。
心の上澄みはできれば穏やかにしておきたい。

私は昔からそういうことのあるほうなので、ある程度なら対処可能なのだが、今回は少し持て余し気味だ。たぶん、十年以上ぶりに、こんなに暗い気持ちに振り回されている。

そういう毎日の中で、美術館やギャラリーに行くことはとても大事だ。心が凪いで、でも海底では渦が出来て、砂や貝が舞い上がる。私はそれをじっと見つめている。
自分の心の奥を見ているのだ。

今日、昼間、治療済みの奥歯が欠けた。私は手羽元を煮たのを食べ終えて、爪楊枝で歯の間を掃除していた。そうしたら、ぱかっと取れるみたいに割れてしまった。

たぶん、噛み締め癖のせいもあるだろう。今後、そのせいで不具合が出てきたら早めにマウスピースを作りましょうと歯科医が話していた。しかし、マウスピースを作るには先に親知らずを取ってしまった方が都合が良い。ただ、親知らずを取ってしまうと、その後腫れたり痛かったりして、書く仕事が差し迫っている時期に施術するのは向かないから、様子を見て予定を決めるところから、とかなりの段階を踏まなければならないことになっている。
先は長い。
2020/10/22(木) 記事URL
甘くて牛乳が入っていて、炭酸が入っていないから、カルアミルクを飲めば酔いが落ち着くと信じているし、実際落ち着く。
アイスクリームを食べるよりも体が冷えないし、多分カロリーも少しはマシだろう。
シロップ漬けのさくらんぼが浮かべてあったりすれば見た目もかわいくて、酔っぱらいに欠けた何かを思い出せる。でも、最近よく見かける紙のストローにはまだ慣れない。私のようにぐずぐず飲んでいるとストローがへにゃへにゃになってしまう。
2020/09/23(水) 記事URL
『IT』が最初に映画化されたのは1990年で、私は当時10歳だった。映画館で観たのではないことも考えると、91年頃に(当時はレンタルに出るまでにけっこう間があった)親がレンタルしたビデオを観たのだろうと思うが、割と驚かせるタイプの映画であったことと、造形的に恐ろしい化け物や血みどろの演出が多かったため、ほとんど画面を観ず、物語も把握できずに終わった記憶がある。
それでもペニーワイズのイメージはじゅうぶん頭に残り、その後しばらく怖い日々だったように思う。

2017年のリメイク時も、特に避けたわけでもないが映画館には観に行かず、サブスクリプションでも観なかった。それが2020年の今になって、ふと観ようと思い立って、前後編二本とも観た。
よくよく考えてみれば、これまでスティーヴン・キング原作のもっとおどろおどろしいホラー映画を楽しく観てきているのだから大丈夫でしょ、と急に思ったのだ。

結果から言うとすごくおもしろかった。青春映画としての側面も大きく、ちょっと泣いたりもした。
子供時代はベンの知性溢れるロマンティックさにうたれ、大人時代はリッチーの大ピンチでもユーモアを忘れない姿にキュンとした。

しかし、『IT』そのものは克服できたが、やっぱりピエロは怖い。そもそも、ピエロをかわいいとか愉快と思ったことがない。サーカスにだって子供の頃に一度だけしか行ったことがないし、内容はほとんど覚えていない。
日本人にはあまりにも馴染みのないキャラクターであることも大きいように思うが、ピエロはどうしても怖い……。
2020/08/31(月) 記事URL