気持ちが落ち込んだまま暮らしている。そうすると疲れてしまって、日頃は心を守るためにやっていることのほとんどが、少しずつできなくなってくる。
聞き流すとか、やり過ごすとか、にこにこするとか、或いは仏頂面でいることさえ苦しくなってしまう。
心の上澄みはできれば穏やかにしておきたい。
私は昔からそういうことのあるほうなので、ある程度なら対処可能なのだが、今回は少し持て余し気味だ。たぶん、十年以上ぶりに、こんなに暗い気持ちに振り回されている。
そういう毎日の中で、美術館やギャラリーに行くことはとても大事だ。心が凪いで、でも海底では渦が出来て、砂や貝が舞い上がる。私はそれをじっと見つめている。
自分の心の奥を見ているのだ。
今日、昼間、治療済みの奥歯が欠けた。私は手羽元を煮たのを食べ終えて、爪楊枝で歯の間を掃除していた。そうしたら、ぱかっと取れるみたいに割れてしまった。
たぶん、噛み締め癖のせいもあるだろう。今後、そのせいで不具合が出てきたら早めにマウスピースを作りましょうと歯科医が話していた。しかし、マウスピースを作るには先に親知らずを取ってしまった方が都合が良い。ただ、親知らずを取ってしまうと、その後腫れたり痛かったりして、書く仕事が差し迫っている時期に施術するのは向かないから、様子を見て予定を決めるところから、とかなりの段階を踏まなければならないことになっている。
先は長い。