朝、起き抜けに夢を見た。ベッドのある部屋の向こうで、夫が私の嫌いな音楽をかけているのが聴こえる。そこへそっと起きていくと、「いない間に聴くつもりだった」と言われる。でも、私がいた場所と音楽を流していた場所は引き戸一枚しか隔たりがない。
その後も、夢の中の夫は脇毛を処理したという見知らぬ女性に本当に毛がないか触って確かめたり、私に何か嘘をついて女性のいるところへ遊びに行ったりしていた。

しかし、私の気持ちは妙に落ち着いていて、怒りや悲しみより先に「夫はこういう風にすると決めたんだ」「私のことがもう好きじゃなくなったことをこういう方法で示す人だったんだ」と思って、今後どうしていこう(生活や身の振り方など)と考えていた。
これまでとても上手くいっていたから、まさかこんなことになると思わなかったけど仕方がないとも思っていた。

そのうちうっすら夢だと気がついて、自分はこんな最悪なことが起きてもそんなに驚かないんだなと、そのことにびっくりした。
いつも、もっとホラー的な怖さの夢を見た時は、内容を覚えていない上に悲鳴をあげて目を覚まして寝ぼけた夫に宥めてもらうほどなのに。

私は歯の噛み締め、食いしばりが本当にひどくて治療に難儀しているのだが、こうやって自分のうちで勝手に作り出してしまった嫌なことすらストレスにしてしまっているのだろうなと思う。
2024/12/14(土) 記事URL