ときどきうなされる。大抵は怖い夢を見て、悲鳴をあげて(その声を自分で聞いて)目覚める。それで初めて「うなされていたんだ」と気づく。
慌ててしがみついて息を整えて、そのまままた疲れて眠ってしまうのだが、どうやらそういう時は眠りが浅いらしくて、朝とても眠い。

自分がうなされていることは、目が覚めて心が落ち着いた瞬間に笑える。
「うなされてたのか笑」と思う。もっと砕けて書くとしたら「w」という感じだ。
翌朝、寝足りなくてずっとキテレツ大百科の例の睡眠不足の歌が思い出されているし、そうなると自分が昨夜追い詰められたその悪夢の芯には一体何があるのか探ろうという気もなくなってしまう。

一番最近の悪夢は、私の絵を買ったという、太っていて全身がイボだらけのおじさん(これは夢の中でうっすらと親指姫のヒキガエルの引用だと感じた)が私のいる場所(公共の場所、どこかの店内っぽかったが、それにしては人気がなく静かで、私しかいなかった)に突然入ってきて、絵を買ったのにセックスさせないという理由で、手に持っている私の絵(片手で持てるくらいのサイズで木製のシンプルな額に入っていた)で殴られるという内容だった。殴られそうな時点で悲鳴をあげて目を覚ましたので、痛みや衝撃はまったくなかったし、私はそもそも絵を描いて売ったりしていないのだが、なんとなく身勝手な年配の男性に嫌な目に遭わされるという印象があるのだろう。
2023/10/29(日) 記事URL
子供の頃、レストランで子供用の小さな高い椅子に座るのが好きだった。椅子と体のサイズがしっかりと合うのが気持ちよかったし、視線が高くなって楽しかった。
初めて行ったパーラーでトイレに行く途中、子供用の椅子を見かけてそれを思い出した。

まだやってこなかったことは色々あって、今はそれをどんどん解禁しているという気がする。特に「絶対やらない」と禁止してきたわけではないけれど、「自分はそういうのが好きじゃないのだろうな」と思い込んでいたことでも、やってみたらうれしかったり、おもしろかったりすることはまだある。今年は結局、それがいちばんの発見だったのかもしれない。
2023/10/16(月) 記事URL