私は今、自分が好きなものはわかっているけれど、今この時何が見たいのかわからないような気分がずっと続いている。
こういうものなら自分は好きなはず、とわかっているからたくさんの情報の中から何かを選んで見ているけれど、その中で本当に愛しているものが一体いくつあるだろうか。
そのサイクルの中でこれは本当に大好き、ずっと見聞きしていたいというものに出会うこともあるけれど、本当は今更そんなコンテンツ、あってもなくてもいいじゃないという気持ちになることもある。

こういったモヤモヤはそれ自体を物語にはしにくい。
別の物語の中で感じられるようにしていくしかない。でも、本筋があるのにあまりに込み入った思いが挟まれるとわかりにくくなるんじゃないかしらと心配してしまう。
そういう考えは一回捨てても良いと思う。
2022/02/01(火) 記事URL
砂糖でコーティングされたお菓子に爪楊枝を突き刺す瞬間の感触とか、水でびしゃびしゃになった子猫の口回りや顎の毛が塗れていることとか、本当はそんなことばかり考えて暮らしていたいが、そうはできないから仕方なく別の事をしている。生きている間ずっとそうだ。
2022/01/22(土) 記事URL
自分の嫌なところはいくつ数えてもきりがない。でも、そんなに自分に感心があるなんて、よほど自分を愛しているんだ、というのもわかる。
だって忙しい一日はあっという間で、自分の事なんて考えている暇がないから。
今日はたくさん喋って、自分の事をうじうじ悩み、きりがないからさっさと眠る日。

書いても書いてもうまくならない。
書いても書いても何かが足りない。
2022/01/14(金) 記事URL
※今年公開の映画ではなく、私が2021年に観てよかった映画です。思い出したら書き足します。

『シンクロナイズドモンスター』2016年
求職中でアルコール依存症の主人公(アン・ハサウェイ)が地元に帰って幼馴染の営むバーで働き始めるが……(ネタバレになるのでここまで)なんというか、30・40代のままならなさみたいなものとSFとしての設定がうまく重なり合って、主人公と一緒に怒ったり苦しんだり、最終的にはすっきり笑って終われるかんじ。

『ガンズ・アキンボ』2019年
ダニエル・ラドクリフはオタクっぽかったり文系っぽい青年の役が本当によくあっていて、『もしも君に恋したら。』とはまた違ったオタク青年ぶりが素晴らしかった。アメコミのような展開だし横スクロールのゲームのようなシーンがあったりするけど、特に原作があるわけではないよう。オタクでバイオレンスアクションが好きならきっと好き。

『来る』2018年
スプラッターよりの邦画ホラー。ある会社員(妻夫木聡)に怪奇現象が頻発し、同僚や家族にまで被害が及ぶようになったため、オカルトライターの男(岡田准一)が調査、解決に乗り出すがとにかく大変な目に遭う。終盤の大規模な除霊のために霊媒師が集まってくるのがすごくカッコいいのだが、いざ儀式が始まると岡田准一演じるライターが怖い何かにめちゃくちゃにされすぎていて笑いがこみあげてしまうほど。

『町田くんの世界』2019年
原作の漫画は読んでいないので、原作好きな方が受ける印象はまた違うと思うけど、本当に良い映画だった。出演者がみんな素敵だし、とにかく他人に優しすぎる、純粋すぎる町田くんが恋をきっかけに人としての自分に向き合う大変素直な物語なんだけど、最後がすごく映画らしくて私は大好き。これは嫌いな人もいるなっていうのはわかる。

『ユーフォリア/EUPHORIA』2019年~
海外ドラマ。苦しみながら生きる十代の若者たちを描いているけど、鬱で大きく沈むのではなくずっと薄い鬱のまま、かすかな苦しみを抱えたまま、それでも学校に行ったり友達と遊んで笑ったりもしているけど、本当はいつどうなっちゃうかわからないという不安定な状況がまざまざと描かれていて、言葉で説明しきれないその苦しさと日常が同時に在り得るというのが表現されているのがすごくて怖い。ジュールズ(ハンター・シェイファー)がメイクもファッションもすごくかわいくて、キャラクターとしても大好き。

『リトル・ジョー』2019年
人を幸せにする香りを発する植物を巡るホラー映画なんだけど、BGMに雅楽が使われていて非常に不思議。これは映画としておもしろいというか、ホラーシーンで雅楽が流れるので非常にめでたく、しかし、怖いシーンで流れるという事は外国の人には雅楽は不気味に聴こえているのか? という不思議映画。年始、暇になったら観ると不可思議でめでたくていいのではないかと思う。
2021/12/30(木) 記事URL

SC1

初めて行く場所だったので、だいぶ早起きして出かけた。服装はいつもの自分よりカジュアルを心掛けた。なんとなくそういう場所だと思っているから。
道に迷いはしなかったけれど、最初に顔を出す部屋がどこだかわからず、門扉に立っていた交通整理役らしきおばさんと受付のおじさんに尋ねた(こういうときだいぶ図々しく出られるようになったのはいいこと)がはっきりとわからず、二階の大きな部屋の中に「すみませ~ん」と呼びかけたら、ぬっと大きな教師が顔を出した。その方に案内され、やっと到着。

ここで本日の場所を確認、名札を取り、時間までに向かう。
最初の二時間はミシンで簡単なエコバッグを作った。まあまあ、かたちになってはいるけれどきれいでもなく、使おうと思えば使えるが、これでなくてもエコバッグはあるし……という中途半端なできだった。その後二時間ほどの間に昼食を摂り、着替え、勝手に化学の授業を聞いた。

ユーモアのあるおじさんの先生は細かく自虐ネタを挟みながら難しそうな式を次々と黒板に書きつけた。
そう、こういう物質は強いんです。それに比べるとこちらは、貯め込むばかりで使えないから弱いんです。私と同じですね。脂肪をため込むばかりで使えない、弱いんです。

その後、校庭へ。幸い、校庭はゴムで、私は新しいスニーカーを土で汚さずに済んだ。

柔らかく軽いボールをラケットで打つとパコッと子気味のいい音がするが、私も相手もへたくそなので、ラリーは全然続かない。お互いがボールを追いかけまわり、異様な運動量になってしまう。
そもそも、準備運動もなければコツを教えるでもなく、いきなりなんとなくやっているだけなのだ。うまくなろうはずもない。あるのは慣れだけだ。

その日、何度か何か尋ねた時、ちゃんと大人の人間扱いされるので驚いてしまった。それで気が付いたのだけれど、私は子供の頃、教師に人間として扱われていないと思っていたようだ。
でも、これは学校が変わったわけではなく、私が41歳の大人になったから、相手を見ての振舞いなのだろうなと思うとやっぱり嫌気がさした。
2021/11/13(土) 記事URL