ちぐはぐなものをいくつも抱えたまま、毎日を前に進めている。
ときどき、抱えているものぜんぶをわーっと床にまき散らかしたくなる。

今の自分は、気味の悪い大人というかんじがする。だから、私のことを大嫌いな私が珍しく顔を出してきて、私の横で、けっこう大きな声で、「みんなに優しくされていいね」ってほくそ笑む。
私のことを大嫌いな私は、私の顔をしてはいない。私の影にすら見えない。

私は優しさを利用したいわけではないけれど、結果的にそうなっていれば同じことだ。
そのとき、優しくしてくれても、もうそれきり、二度と会わない、会えないことだってあるのに。

私が人に与えられるものはあまりにも少ない。

2019/05/01(水) 記事URL