一日、ほとんどなにもしなかった。昼ごろには家人が出勤するはずだったが、雪でそれもなくなり、着替えもせずにご飯を作っては食べ、家事をしてはコーヒーを入れ、少し仕事をしてはまた何か食べて過ごした。やがて雪が強くなり、夕食を食べ終える頃にはうっすらと積もり始めた。

今朝から、突然思い出した古いアニメソング(『ニンギョヒメ』)を聞いている。暗い曲だが、今聴いてもちっとも古さは感じず、私の今の曲の好みとも変わっていない。
かつて選んでいた曲の方が今より感傷的である気はするが、ベースは同じだ。

夜中雪が降り、明日の朝、カーテンを開けたらどうなっているか楽しみ。でも、雪が積もっても、大きな犬がいなければ外に出ても寒いばかりだ。

私に寛容さが足りないのかとたまに思うが、それの何が悪いのかとも思う。私は気難しく不寛容だ。優しさはあるがそれを示す相手は限定的だ。
人生で暗いことが色々とあったせいか、何も考えていない時、時折やけに深刻な顔をしているみたいだけれど、そういう時はたいてい疲れているだけ。

昼間見た新しいプリキュアの1話にはすごく驚かされた。衣装が可愛いことはもちろん、犬である一人目のプリキュアの飼い主への健気な愛に泣きそうになったが、横に人がいたのでグッと堪えた。それに、敵と遭遇した時、はっきりと戦闘体制を取らないこと。見ている間はすんなりと受け入れていたが、終わった後、なんだかすごく安心だった。
プリキュアは魔法的に戦うシリーズと肉弾戦的に戦うシリーズがあるが、肉弾戦的なバトルがある場合、私は結構な頻度で観なくなってしまう。
バイオレンスが嫌いなわけではないがプリキュアは別だ。子供、それも少女が物理的に戦っているのを見るのが少ししんどかったのだろう。

女性がなんらかのジャッジを受け安いコンテンツを観なくなっていったということも思った。
例えば恋愛ドラマ(これは女性が、というより女優が)や恋愛リアリティショー。お笑い番組に出ている女性の芸人を見るのもいつしか苦手になった。
これは、私自身がジャッジにさらされてきたということも理由であるし、同じ世代かそれ以上の年齢の男性たちの、悪意の有無に限らず当たり前のように女性をジャッジする態度も理由だと思う。
2024/02/05(月) 記事URL