母と待ち合わせて、叔母の暮らしていた家を片付ける計画を立てるため千葉方面に出かけたのだが、最寄り駅に着いてから、母が叔母の家の鍵を忘れてきたと判明した。
ただ、母は日頃からかなり何か失くしたり忘れたりしやすいたちなので、私はほとんど驚かず、今日はおいしいものを食べるか映画を観るなどして帰るしかないなと二秒くらいで気持ちを切り替えた。しかし、母はすごく驚き、がっかりして、自分で自分に「こんなバカな人間見たことない!」と怒り出した。
私はそれがおもしろくて「仕方ないよ」と笑いながら、ことりっぷでその周辺に何か見どころのある場所があるか調べたが、検索結果は0件だった。
結果的には紆余曲折の末、鍵はどうにかなったのだが、叔母の家の片付けが済むまで、念のため、私もスペアキーを持つことになった。
ここのところ母との関係は難しい点も多いが、母に必要とされたり、役に立っていると実感するとうれしく感じるところが、今は子供の側の弱みのように感じる。無償の愛を与えているのは子供の方だとはよく言ったものだ。私は特に、普通の40歳より大人の役に立たない社会人だからそう感じるのかもしれない。