お返しする小さな熊手と人に渡す献本を手提げに詰めて、三の酉に出かける。
花園神社へ行く前に伊勢丹に行き、お歳暮コーナーで贈り物の手配をしようと思ったのだけれど、看板には『ご案内まで二時間以上かかります』と書いてあったので、実物をチェックしてネットで注文することにする。
普通はそうするものなのかな。番号札を持って待っているのは年配の方が多いようだった。
その後、伊勢丹の中を少し見て回ってすっかり華やいだ気持ちになって花園神社へ。
去年は外まで行列が伸びていて、待ち合わせをした友達と会うのにも一苦労だったが、今年は列も短くて、食べ物の屋台もないからさっぱりしたものだった。
なんだか気温も高かったから、例年ほどの年末感は抱かずに参拝し、熊手をお返しする。
今年も小さくて気に入ったものがあったら(本当は年々大きくしていくのが習わし)……と思ったのだが、なんだかやる気が湧かなかった。今、ぐったり疲れているということもあるし、これから私が今の仕事を続けていくなら、どういう目的でやるのか、そのために何をやらないのか、もっと考えなくてはいけない。
その後、歌舞伎町のデカメロンというお店に、本を私に言った。私の人生の中で、もうやんカレーの脇の道を入っていくことがあるなんて、というかんじだ。
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昨日か一昨日、ふわふわぶにょぶにょのパンケーキが食べたいなあと不意に思ったので、すっかり参っている自分にパンケーキを食べさせる。
今は、元気な時の自分なら無視してしまうようなささやかな欲望を拾っていかないと心が凪いでしまう。
昨日、近所のかわいい靴修理屋さんに、死蔵していたまっピンクな靴の底に滑り止めをつけるのを頼んだ。店員さんも感じが良くて、お洒落な雰囲気の方だった。
私はそれが土曜日に引き取れるのが楽しみで仕方がない。ベージュのワンピースとか、黒のワンピースに合わせたい。