でもたぶん、あのくらいの話ならみんな似たような経験をしているはずだ。話したら余計に嫌な気持ちになる場合(はっきり断ればいいとか、思わせぶりだったんじゃないかとか言われること)を避けて黙っているけれど。

これでも少しは変わったのだ。例えば昔のように、被害にあった側に「ミニスカートを履いていたのではないか」というような見当違いなことは流石に言われなくなってきた。被害にあったこと自体を話しやすくもなってきていると思う。でも、根本的な解決は加害しない人を育てることだ。何が人を傷つけるか、怯えさせるかわかる人。自分と相手が別の生き物で、相手も生身の人間だとわかる人。

一個思い出すと芋づる式に色々思い出す。どれもよく乗り越えたと思うけど、本来なくてもいい苦労だし、誰にもそういう目には遭わないでほしい。
2022/06/30(木) 記事URL