自分がかなり能天気に、物語の力や美しさ(無論、自分の書いたものに限らず)を信じていたのは、たぶん運がよかったのだろう。

去年、その物語への絶対的な信用がなくなってしまい、もう書くのをやめるのかなと思った。しかし、自分以外の人間が物語に依然として強く信じている姿を見聞きして、一応、持ち直したのだった。でも、まだ納得はしていない。

自分を納得させるのが一番骨が折れる。
何が引っかかっているのかよく考えて整理して、その引っかかり含めて、問題を遠くからじっと見る。
常に、世界はここにだけあるわけじゃないと自覚することが大事だ。

私はあまり器用じゃないので、自分が遠回りをすることを知っている。
それに付き合ってくれる人たちが周囲にいてよかった。
2017/11/13(月) 記事URL