夏とつい先日と、二回、常盤治さんに写真を撮っていただいた。

写真を撮るのは大好きだけれど、自分が撮られるのは苦手だ。しかし、年齢を重ねるに連れてだいぶな自意識も薄くなってきたし、「人に写真を撮らせてほしいなんてそうそう言ってもらえないものだよ」という夫の意見にも心が動かされ、撮ってもらうことにしたのだ。

写真のモデルはとても難しい。被写体としておもしろくありたいと思っても、まったく方法がわからない。それに、きっと写真を撮る人によって、どういうおもしろさを求めているのかが全然違う。

お化粧ひとつとっても、常盤さんに施していただいた顔が薄くて、つまり私の薄めの丸い顔が本当に白くぼんやりしており、それだけで不安になってしまう。

ただ、今回の撮影中、常盤さんが「自分が最近思っていることに集中してください」という主旨のことを仰ってから、ちょっと気楽になった。なるほど、と思って素直にそうした。なんとなく、自分が写真が苦手ということから気持ちが逸れた。

とはいえ、やっぱり白い丸顔はぼんやりしていると思う。

2017/11/16(木) 記事URL