とてもつらくて苦しい夜に、泣きながら、胸やお腹がびりびりと裂ける想像をする。自分の思いつきが裂けめからどろりとものがたりになって出てくる。
    そのイメージが湧いたとき、私は絶望している。でも、自分で自分を救うには、そうしてできた物語を大事に育てるしか方法がないとわかっている。

    私は自分が少し感じやすいだけのふつうの女だと知っている。だから、方法論をもって事に当たる。

    傷つき疲弊した自分を休ませ、救えることを丁寧に試す。それでいやな気持ちになっても、あとで絶対に自分を助けてくれることを信じながらやる。信用している人と話す。本当につらいことも、話せそうなら話してしまう。まるで軽やかなことみたいに。でも、本当は何より真剣だとわかるように。

    思ってもいないことは言わなくていいし、ちっとも笑えなければ笑わない。ただずっと、有機的にふるまうのだ。あとでまた泣くにしても、何もかもを失うにしても。
    2016/05/30(月) 未整理 記事URL
      人前に出るのは苦手です。その上、私が中心になってお話をするなんて無理です。本来、無理なんです。
      会場でも言いましたが、私のことをよく知ってくださっている方なら、「なんでトークイベントなんてやるのよ?」と思ったに違いありません。その通りです。私も「なんでかな??」と思っていたし、ご協力いただいたカドカワエンターブレインの清水さんも「なんでよ」と内心ものすごく思っていたと思います。それでも、とにかく関わってくださった方々、ご来場くださった方々、来られなかったけれどあらゆる方法で気持ちを伝えてくださった方々の優しさと真面目さで、大きなトラブルもなく無事に終了できたことには本当に感謝しています。
      イベント後、私と清水さんが本気の無口に陥り(特に私が)ワインを啜る虫のようになっていたのが印象的でした。

      とにかく何か、これまでとは全然違うことをすべきだと考えたこと。本をもっと手に取ってもらおうと考えたこと。ほかにも、もっともっと個人的な理由やタイミングが重なり合って始まったイベントの企画でした。
      イベント当日まで、私の人との関係の仕方がだんだんはっきり見えてきて恥ずかしい気分になったり、思わぬ人が会いに来てくださることになったり、来られない方に丁寧なメッセージをいただいてちょっと涙が出たり、確かに新しいなにかを見ることができたと思います。
      ご来場くださった方も楽しかったといいんだけど…。

      企画・運営をしていただいたプロジェクト・ルナの稲村さんは大変だったと思います。
      私はうまくお喋りできないし、特に芸もないし(歌が歌えるとか楽器が弾けるとか、そういうことができたらどんなにいいだろうとときどき思いました)わがままです。たいていはぼーっと話を聞いているか笑ってるか、口を開けばだいたい「ヤダ」です。そんな中で組み立てられたあの構成…おかげで私は「最終的に反省しない」という目標を達成することができました。反省していません。

      一日目と銘打ってはおりますが、二日目以降が企画されるかどうかは未定です。でもイベントをやりますというときには、また何かちゃんと理由やタイミングが重なるんじゃないかなと思っています。そのときはまたよろしくお願いします。
      皆さま、本当にありがとうございました。

      真夜中の人形使い はなればなれになる夜に
      真夜中の人形使い はなればなれになる夜に
      • 出版日 - 2016-03-31
      • 出版社 - KADOKAWA/エンターブレイン
      • 著者 - 高橋 慶
      • 形式 - 単行本
      • 価格 - ¥ 1,080
      2016/05/22(日) 告知・宣伝 記事URL
        私の愛情はそれほどわかりにくくはない。私自身、実際単純明快だ。だから結局、私が持っている愛情がそこにあると仮定すると、要は受け取る側の問題だということになる。

        私は自分が与えたいと思う相手にそれを渡す。相手はいやでなければ、目に見えないそれを信じて、怖がらずごっそり受け取って、何か思うなり、何も思わないなりする。ものごとを必要以上に複雑にしなければたったこれだけのことだ。

        私ほど、世界を信じたり美しく思ったりしてくれなくてもいいけれど、ただ、世界を愛している私を「変な人だから」ということで納得しないでほしい。だって本当に世界は美しいし、あなたはいつも特別なのだ。
        2016/05/09(月) 未整理 記事URL
          『真夜中の人形使い はなればなれになる夜に』発売記念トークイベント
          高橋日記 一日目

          ◆日時
          2016年05月21日19:00~(開場30分前)
          ※トークショー約60分、トークショー後にサイン会を実施します
          ※「真夜中の人形使い」書籍へのサインとなります(お一人様一冊。当日「真夜中の人形使い」書籍販売有り、既にお持ちの「真夜中の人形使い」単行本の持ち込みも可)

          ◆会場
          高田馬場・10°CAFE3階イベントスペース
          http://judecafe.com/
          住所:東京都豊島区高田3-12-8
          ※JR/東京メトロ/西武新宿線・高田馬場駅早稲田口下車徒歩3分

          ◆出演
          高橋慶(小説家)
          清水速登(『真夜中の人形使い~はなればなれになる夜に』編集者)

          MC:水嶋ゆう

          ◆料金
          ¥1500-
          ※全てチケット取り置き、当日精算となります。

          ◆申し込み方法
          チケットフォームよりお申し込みいただけます。

          ※先着順です
          ※一度の申し込みにつき1名お申込みいただけます。
          ※定員30名となります。31名以降のお申込みはキャンセル待ちでの受付となります。
          ※当日のキャンセルや無断キャンセルはキャンセル料として全額をお支払いいただきます。
          皆様のご来場、心よりお待ちしております。

          真夜中の人形使い はなればなれになる夜に
          真夜中の人形使い はなればなれになる夜に
          • 出版日 - 2016-03-31
          • 出版社 - KADOKAWA/エンターブレイン
          • 著者 - 高橋 慶
          • 形式 - 単行本
          • 価格 - ¥ 1,080
          2016/05/02(月) 告知・宣伝 記事URL